友達から梨が送られてきた。
「ああ、そうかもう夏なのか」と思った。
ついこの間近所でやっていた正月のお囃子を聞いたばかりだというのに、先日には部屋から花火が見えたり今では外で蝉がわんわんと鳴いていて日々が目まぐるしい。
わたしが当たり前のようにお酒を飲んでいる間に確実に日々が過ぎている。
いつもの速さで。その速さが恐ろしく感じる。
越してきてから感じている台所の纏わりつく暑さも直ぐに寒さを迎えて、きっとその寒さをどうするか考えているうちに春が来て犬が12歳になって曽我部恵一の春の嵐を聴き何度目かの春が来る。どんな場所にいても毎年同じ事をしている気がする。
この日々のループから抜け出して走り去ってしまいたくなる。良い感情だと思う。
友達から送られてきた梨は大ぶりでとても美味しそう。
_liiiiil_
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