2023.9.13

うちの犬は現在11歳でシニア犬だ。
1日の大半は寝ていて、たまに起きておやつの催促をしたり水を飲んだりしている。

この11年あっという間に時間は過ぎ、人間でいうところの60歳を迎えた愛する犬。

7月に一緒に住み始めてからなるべく同じ時間を過ごしデレッデレで目一杯可愛がっている中で、犬は昔と変わらず手をベロッベロに舐めまわし、らんらんとした眼差しでわたしを愛してくれる。
膝に乗っては撫でを要求し、おやつが入った缶を一心に見つめてアピールしてくる。
ほんとうにほんとうに尊く可愛い。

以前と変わらない日常と思っていたけれど、やっぱり昔より動きが鈍くなり食欲も衰え体重も少しずつ減っている。
徐々に死へ向かっている事実と向き合わなくてはならなくなり、もうすでに辛くて耐えられない。覚悟しているつもりだったけれど、ぜんぜんだった。

ふうがいなくなってしまう日常なんて考えられない。
胸に耳をあててみると、わたしよりも心臓の動きがぜんぜん早くて、死へ向かう速度が自分とは明らかに違う事がこの世の終わりのように感じる。分かっていたことだけれど、未だに受け入れられない。

でも、最後の瞬間まで淋しい思いをさせずに見送ってあげたい。
「愛してくれてありがとう」を最大限に与えてあげたい。まだまだ元気だし、お鼻もツヤツヤだし、おやつをたくさん食べて健康でいて欲しい。

君のおかげでちょっと強くなれてるよ。
ありがとね。犬かわいいね。

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